シムネット小平市民活動ネットワーク

オンラインサポート研究会

コロナ禍の今、ICTを活用した市民活動が急速に普及しています。
シムネットでは、そうした先行事例を収集・整理し紹介するための研究会を2020年7月に発足しました。
「連」、HP等を通じて情報提供してまいります。

Zoomのお役立ち情報

コロナ禍が続いていますが、シムネットではコロナ発生の2020年からZoomを導入して、オンライン会議が円滑にできるように対策を実施してきましたので、その情報をまとめて記載します。(2022年5月)

■マニュアル
Zoomの基本的な使い方について、マニュアルを作成して下記のシムネットのホームページで公開しています。
 Zoom参加方法 https://kodaira-shimnet.jp/zoom/
 Zoom主催方法 https://kodaira-shimnet.jp/zoom2/
また、市民活動団体が実際にZoomを活用できるようにZoomの講習会を開催しましたので、そのテキストを https://kodaira-shimnet.jp/course/ に掲載しています。
Zoom講習会のテキスト
■Zoom利用支援会
シムネットでオンラインサポート研究会を発足して、市民活動団体のオンライン活用状況を調査しながら、オンライン技術の向上を図っています。その取り組みにおいて、会場とZoomのハイブリッド会議を容易に実施できるようにするため360度のカメラ、マイク、スピーカーが一体になったミーティングオウル(下図)を導入して、あすぴあからミーティングオウルの貸し出しを行っています。
そして、あすぴあでは、市民の皆さんへZoomの普及を図るためZoom利用支援会を定期的に月2回開催しています。 この支援会では、参加者がご自分のパソコンを持参して、ZoomアプリのインストールからZoomイベントを主催する方法まで個別に支援しています。
ミーティングオウル
■チェックリスト
これまで、Zoomのイベント開催を重ねてきましたが、その経験に基づいて、Zoomの主催者が留意すべき項目をチェックリストとして作成しました。このチェックリストはPDFファイルで下記ページからダウンロードができます。
https://kodaira-shimnet.jp/zoom2/
この中でハイブリッド構成について、下記3種類のモデルケースを記載しています。
@ 講演会(講師が会場で講演する場合) 下図参照
A 講演会(講師がZoomで講演する場合)
B 会議、懇談会
下図の機材は、あすぴあの備品で構成しています。
講演会のZoomハイブリッド構成例
■まとめ
コロナ禍により、世の中はテレワーク、GIGAスクール構想、DX(デジタルトランスフォーメーション)など オンライン技術が急速に発展して、遠く離れていても仕事や学習ができるように進化しています。
市民活動においても、イベントの参加者が場所や移動時間に制約されない新しいコミュニケーションとして本稿のZoom関連情報を活用していただければ幸いです。

スペチャの体験報告 −新しいオンラインコミュニケーション−

スペチャ(SpatialChat:スペイシャルチャット)はバーチャルなスペースで参加者が自由に移動して、近くにいる人達だけで会話を楽しむことができます。無料で体験できるので、シムネットのオンラインサポート研究会で実際に試してみましたので報告します。(2021年7月)

■主催と参加の手順
主催者はスペースを作成するため、公式サイトhttps://spatial.chat/ で下図の「Try for free」をクリックしてメールアドレスなどを登録するとメールでスペースのURLが届くので、そのURLを参加者へ連絡します。
参加者はURLをクリックして、下図の画面で名前を入力して「Continue」→「Join Space」をクリックすると参加できます。スペチャはブラウザ上で動作するのでアプリのインストールは必要ありません。
■使い方
下図のようなバーチャルスペースの画面で参加者は丸いアイコンが表示され、自分のアイコンをドラッグして自由に移動できます。会話をする時は自分が相手に近づいて話をします。そうすると相手のアイコンが大きくなり声が大きく聞こえます。離れている人のアイコンは小さく、声も小さくなります。
メガホンは全員へ話すことができます。マウスのスクロールボタンを回すと画面が拡大縮小します。画像などを共有することもでき、スペースの背景も変更できます。
■感想
実際に体験してみて、次の感想がありました。
・やってみて楽しかったです。Zoomは1人が話してみんなで聴く形ですが、スペチャは話したい時に話せるというのがとても楽しいなと思いました。
・Zoomは参加者が動かないが、スペチャは自分の意志で動けるという自主性が加わるので、それをうまく活用すると市民活動の懇談会やパーティのように自分で好きな話ができるのが良い。
・大学生のNPO体験セミナーでも学生が好きな団体のブースに自由に参加して話を聞くことができる。
・グループの話し合いが個別にできることは確かに意味があるのかなと思います。
・話したいことが明確になっていて、きっちり話をしたい時はZoomの方がやりやすいかもしれない。
・お酒を飲みながら仲の良い友達が集まって話をするというのが最適かなと思いました。
・スペチャから戻ると別世界から帰ってきたような気がします。
・元気村まつりでもこのような面白いことができたらいいですね。

■まとめ
スペチャは距離の概念が導入されて、近くにいる人だけで会話ができるので懇談会などをオンラインで行うのに適しています。また、バーチャル展示会として参加者がブース間を移動しながら説明を聞くこともできます。参加手順も簡単で操作も分かりやすく、無料でも最大50人で3時間20分まで十分使用できるので、今後スペチャの活用方法を検討したいと思います。

※スペチャの仕様は変更される場合があります。

オンライン活用事例レポートVol4 オンラインを上手に利用している団体

久留米市市民活動サポートセンター「みんくる」の活動
*久留米市市民活動サポートセンター「みんくる」とは
市民活動の活性化による協働のまちづくりの実現に寄与することを目的として、2005年に設置され、ボランティアやNPOの皆さんの交流やネットワークづくりをはじめ、情報収集・発信、イベントや会議、作業の場の提供、相談への対応など、市民活動の活性化を図る活動をしています。
*「みんくる」のオンラインの活動支援として
@ 館内on-line開催支援
A 新しい活動様式のためのon-line講座
B on-line事業伴走支援
C on-line体験ワークショップ ( 久留米市からの委託事業として・支援団体は無料 )
の4つの支援メニューがあります。

*「みんくる」のご担当者にオンライン活動支援について伺いました
【 実際にどのように支援を行っているのですか? 】

オンライン支援・ハイブリッド支援に関しては、お声かけいただいた 団体さんと一緒に何度か打ち合わせを行い、お互いにイメージが共有できたら実施に向けて取り組む。という流れです。無理にこちらから声をかけることもなく、難しい団体さんに無理を強いることのないように心がけています。

【 オンライン支援の問題や課題は? 】
オンラインやハイブリッドは実施する団体さんも、支援するセンター側も、予想以上に負担が大きい。ということです。団体さんの中に偶然オンラインに明るい方がいらっしゃるととても良い流れが生まれますが、苦手な方が担当者を任されている場合などでは、無理を強いると、結果的に団体活動自体への負担になってしまうことも多いようです。
なので、無理なく楽しめる方から始めましょう!と声かけをしています。

【 どのくらいの団体さんを支援? 】
団体さんの支援数は2020年6月から2021年2月までで223件、オンライン参加2650名(10名程度/1件あたり)となっています。小さな団体さんですと、会場に1名(当センター)、オンラインで1名(家から)というものから、大きな催しですと、学会のオンライン配信支援などで、会場に80名(小学校の体育館) オンラインで130名(九州・東京)などがありました。

【 実施例 】
●オンライン化の取組み事例を紹介します (公式サイトより)

https://kurume-kyodo.jp/2020/11/15/fukuokakenchuuoukai2020/

オンラインやハイブリッドの支援は最初のうちは、どうしてもリアル(対面)でのやり取りが必須になります。リアル(対面)でも安心して活動いただけるように当センターでは、オンラインにあわせて感染症予防対策の支援も行っています。
(地元の久留米大学病院の感染症予防チームに協力していただいています)
やはり市民活動はリアルでの活動の充実が一番なので、オンラインはあくまで「今までの活動を補完するもの」「リアルの2割程度しか伝わらない!くらいに思ってくださいね。」「過度な期待をすると伝わりにくくなりますよ!身振り手振りを大きく!」などと伝えています。

オンラインイベントを主催することになったときは 〜YouTubeライブ配信

コロナ禍によりイベントのオンライン開催が普及していますが、イベントで実施する内容をオンラインで広く配信する方法について記載します。(2021年3月)

■オンラインイベントの同期型と非同期型
オンラインイベントを配信する方法として、次のような同期型と非同期型があります。
 同期型 :Zoomによるイベント開催、YouTubeのライブ配信など
 非同期型:イベントを録画してホームページやYouTubeなどで公開
同期型はイベントをリアルタイムで配信する方法であり、Zoomなどにより双方向のコミュニケーションができるのでイベントの参加者は臨場感や一体感が得られます。しかし、参加者がイベントの時間に合わせてネットに接続しなければならないので、その時間を拘束することになります。また、リアルタイムでは映像や音声などの技術的なトラブルが発生しがちです。
それに対して、非同期型は予め収録した動画をイベントで公開する方法であり、閲覧者はそれをいつでも繰り返し見ることができます。また、主催者は動画に画像や文字を入れて見やすく編集することができ、技術的な問題も事前に対処できます。
ライブの良さを生かしながらイベントの内容を広く伝えるには同期型と非同期型をうまく組み合わせると効果的です。例えば、先ず非同期型の動画を好きな時に繰り返し見てもらい、その後、同期型のライブでコミュニケーションを取りながら実施すると良いです。また、イベントのライブを収録すれば、参加できなかった人にも後でその動画を見てもらうことができます。以下にライブ配信の具体的な方法を記載します。

■YouTubeのライブ配信
ライブ配信のカメラはパソコン内蔵のカメラでも可能ですが、図1のようにビデオカメラをパソコンに接続するとカメラの向きを変えたりズーム機能の操作ができるので便利です。
YouTube https://www.youtube.com/は無料ですが、動画を公開するにはGoogleアカウントが必要です。アカウントでログインして図2の「カメラアイコン」→「ライブ配信を開始」→「ウェブカメラ」を選択して画面の指示に従います。但し、最初はアカウントの本人確認が必要で24時間程度かかります。
ライブ配信のURLは事前に広報できます。YouTubeの閲覧者はチャットを使ってイベントに参加できます。ライブ配信した動画は自動的に保存され、後からいつでも動画を見ることができます。
■ZoomのYouTube配信
Zoomで行うイベントをYouTubeでライブ配信ができます。YouTubeで多くの人に見てもらうために有効な方法です。Zoomは有料版が必要であり、アカウント管理画面の「設定」でライブ配信を許可します。YouTubeは図2の「エンコーダ配信」からストリームキーとストリームURLを取得して、「共有」から動画リンクURLを取得します。
イベント当日は図3のZoom画面で「詳細」→「カスタムライブストリーム配信サービスにてライブ中」を選択して、上記で取得したYouTube配信情報を入力します。YouTubeでライブ配信を開始するとZoomの画面を配信できます。これにより、Zoomの参加者以外にもYouTubeでイベントの内容を広く伝えることができます。
■まとめ
オンラインのイベントを主催する際にZoomとYouTubeのライブ配信について紹介しました。いろいろなイベントで応用できる機能ですので活用してみてください。

ミーティングオウルを使ってみて

ミーティングオウルはオンラインの会議室用カメラですが、ソースネクスト社の無料貸出制度を利用して実機の動作を体験しましたので報告します。(2021年2月)

■オウルの仕様
オウルはカメラ、マイク、スピーカーが一体型です。会議室で全員を360度カメラで映し、AI(人工知能)で発言者を自動認識して大きく映すことができます。マイクは8個搭載し、半径5.5mまで認識しますが、推奨は2.5m以内です。スピーカーは3個搭載しています。オウルは高さ27cm、重さ1.2kg、価格126,500円(税込)です。ソースネクスト社によるオウルの貸出は、法人を対象に5日間無料で借りられます。詳細はhttps://meetingowl.jp/を参照してください。

■準備
オウルの動作体験は下図のあすぴあ会議室にオウルとプロジェクターを設置して、パソコンとオウルをUSBケーブルで接続し、Zoomの設定でオウルのカメラ、マイク、スピーカーを選択するとつながります。
参加者は会議室6人と自宅6人がZoomで参加し、会議室は参加者の間にアクリル板を設置しました。
■体験結果
上図はZoomの画面です。オウルの映像は360度パノラマ画像で会議室の全景が映り、発言者が大きく表示されます。オウルの映像の画質は良く、会議室でのオウルのマイク音声も自宅参加者のパソコンで良く聞こえます。オウルのスピーカーも自宅からの声の音量が十分にあります。会議室で2〜3人が同時に発言すると音声はそのまま聞こえ、発言者の映像は自動的に最大3分割で表示されます。
会議室でオウルと発言者との距離を2〜5mで試しました。オウルから5m離れると声は聞こえますが、発言者の画像が小さく、発言者の映像がなかなか表示されないです。推奨の2.5m以内にすると発言者が大きく表示され、映像が追尾しますが、その反応は2〜3秒遅れるようです。これは、オウルが相づちや物音に反応しないように速度を最適化しているそうですが、少し反応が遅いようです。音声はとても聞き取りやすいので映像の追尾はあまり期待しないでオウルに向かってゆっくり発言すると良いです。会議室の参加者はオウルから半径2.5m以内で3密を避けると人数は6〜8名程度までと考えられます。
Zoomの使い方として、会議室の主催者はプロジェクターのスクリーンでギャラリービューを映して全員が見えるようにすると良いです。また、自宅の参加者はパソコンのギャラリービューでは、会議室が小さく映るので、スピーカービューで会議室を映すと会議室の発言者が大きく表示されて分かりやすくなります。そうすれば、自宅の参加者も臨場感があり、会議室との一体感が得られて会議が円滑に進められます。

■まとめ
オウルのカメラ画質、マイク集音、スピーカー音量は良好です。また、会議室と自宅でZoomのギャラリービューとスピーカービューを使い分けると見やすくなります。ただし、会議室で発言者がオウルから遠く離れると画像が小さくなり、発言者の映像が認識されにくいので、発言者はオウルの推奨距離の半径2.5m以内で使用すると良いです。

Zoomハイブリッド会議の工夫と機材

現在、コロナ禍によりオンライン会議が普及していますが、実際に人が集まって会議を行う方が話しやすいこともあり、今後は実際に集まる参加者とZoomによる参加者を組み合わせて行うハイブリッド会議が増えると思われますので、その具体的な実施方法について記載します。

■参加者が各自のパソコンを使用する
複数人が同じ会議室で各自のパソコンを使用してZoomに参加する場合は、複数のマイクとスピーカーによりハウリングが起こるので、ヘッドホンを使用します。しかし、その場合は参加者ごとにパソコンとヘッドホンが必要になり、実際に集まって話し合うメリットがあまり感じられなくなります。
■参加者が1台のパソコンを共有する
上記の会議室でハウリングを防ぐためには1台のパソコンを共有して、Zoomの参加者はプロジェクターで映します。
また、会議室の全員を映す広角カメラ、集音マイク、スピーカーを使用します。
その場合、会議室の参加者は話しやすいですが、Zoomの参加者から見ると会議室の参加者が小さく映るので、誰が話しているのか分かりにくくなります。
■ズームカメラを使用する
実際の会議室で発言者が分かるようにするため、一般的なビデオカメラをビデオキャプチャーでパソコンに接続します。
そして、ビデオカメラのズーム機能を使用して、広角で全員を映し、望遠で発言者を大きく映します。
しかし、その場合はカメラのズームを操作する人が大変になります。
■360度カメラを使用する
カメラの操作を簡単にするため、360度パノラマ撮影に対応したカメラがあります。
下図のように1台のカメラで参加者全員と個人を大きく映すことができます。
ただし、個人を大きく映すにはカメラの手操作が必要になります。
360度カメラ 24,800円(出典:サンワサプライ)
■自動追尾カメラを使用する
カメラの操作を自動化するには、音声を感知して自動で追尾するカメラがあります。
下図のカメラは、水平170度の範囲を自動的に回転して発言者を追尾しながら映します。
マイクは4個搭載されて、集音範囲は3mです。
自動追尾カメラ 49,800円(出典:サンワサプライ)
■360度の自動追尾カメラを使用する
会議室の全員を360度で映し、発言者を自動認識して大きく映すカメラがあります。これで誰が話しているのか分かります。
下図のミーティングオウル(Meeting OWL)は360度に対応するカメラ、マイク、スピーカーを搭載しています。
マイクは8個搭載され、半径5.5mまで認識します。スピーカーは3個搭載しています。
高機能で便利ですが高価になります。
ミーティングオウル 125,950円(出典:ソースネクスト)
まとめ
Zoomのハイブリッド会議を円滑に行うには、会議の参加人数、発言者の分かりやすさ、カメラの操作性、マイクの集音性、予算などを考慮して、カメラとマイクの適切な機器を検討する必要があります。

※表示価格は2021.1.5現在のアマゾンによる税込価格です。

オンライン活用事例レポートVol3 オンラインを上手に利用している団体

◆小平あたりでCivic Tech
 小平あたりでCivic Techは、みんなのIT技術や得意技により、地域・コミュニティの課題解決を楽しむ活動です。コロナ以前から、たとえば、小平バリアフリーマップアプリや、防災に活用できる公園・避難所アプリなどを、オンラインのZoom、Whereby、Slack、HP、Facebook、YoutubeなどITを活用して、地域やコミュニティ課題を解決する活動を行っています。
 コロナを受けて、さまざまな影響があり、なかでも、にわかにWeb会議が流行ったことから、IT利用の支援をさまざまな形で行ってきました。飲食店や文化芸能・イベント等の自粛や地域経済の停滞を緩和するために、アプリ製作、SNSでの活動支援なども行ってきました。

■全国で80以上の地域アプリを支援 https://tom2rd.sakura.ne.jp/hanakotech/
飲食店向けには、イートイン形式からテイクアウト、デリバリーを勧めるために、お弁当・テイクアウトアプリをGlide Appsという仕組みを使い作成し、全国で80以上の地域アプリができました。Glide Apps自体は、とても便利ですが、マニュアル等のドキュメントが整備されていないため、Facebook Groupや、Twitter等を通して、Q&Aなどサポートサイトを作成しました。
■「小平あたりで美味しいもん」 https://www.facebook.com/groups/551837338808036/
コロナの影響や社会状況が刻々と変わることから、応援形態も、お弁当アプリ⇒テイクアウトアプリ⇒デリバリー対応⇒美味しいもんアプリ、と変更を加えて、現在では、メンバーが、「小平あたりで美味しいもん」というFacebook Groupを運営して、小平周辺の飲食店を応援しています。2020年10月12日現在1531人のグループになっており、飲食店のみなさんからの投稿などで、盛り上がっています。
 
■「たま〜レコード」音楽で地域を応援する https://www.youtube.com/c/TAMERRECORD/
文化活動を行う方々も、ライブハウス等の音楽プレイスも自粛が行われたことから、「TAMER RECORD」という応援活動を支援して、小平あたりの音楽愛好家や施設に協力を求め、HP、Youtubeチャンネル等を開設して、Youtube Liveの支援なども行ってきました。100以上の紹介動画・演奏動画が集まっています。
■小平あたりでCivicTech定例会 Discordサーバ https://discord.gg/wwPJDG5
新しい活動をIT技術を使って行いたいという方々のために、さまざまな活動支援を行っています。現在は、ほぼ毎週木曜日にZoom又はDiscordを使った定例会もオンラインで開催しています。さまざまな活動は、HPにまとめられてられています。
日頃の活動は、Facebookグループ「小平あたりでCivicTech」で案内・告知などを勧めています。
 HP https://tom2rd.sakura.ne.jp/hanakotech/
 Facebook https://www.facebook.com/groups/114497269232471/
Discord
Facebook

オンライン活用事例レポートVol2 オンラインを上手に利用している団体

◆まちでカンパイ!こだいら100人カイギ(略称 マチカン)
まちで乾杯、だから「マチカン!」 月に1回、みんなで集まり呑むだけで、このまちの暮らしがおもしろくなったら これはスゴイこと! 毎回2〜3名のゲストを招き、一緒にトークで乾杯!(フェイスブックより)
マチカンは、2年ほど前から毎月の会合をもう22回も開いています。
これまでオリンピックの聖火リレーを先取りした、聖花ランナーの協力、支援や、タコス料理のお店をつくったり、FM放送メンバーを始めたりなど、いろいろな成果を出しています。
詳しくはQRコードでご覧下さい。
今年はコロナで乾杯(食べ飲むこと)ができないので、主にオンラインで次のような活動しています。
・小平のお弁当マップをつくり、ネットで公開する。
・Zoomでマチカンを開催する。
 5月はコロナで大変な飲食店オーナー、6月は小平神明宮の祢宜のお話、7月は海外在住の方とディスカッション。

オンラインの利点は、どんなに遠方の人とも限りなく自由に話せることです。
7月のマチカンでは、インドネシアとウズベキスタンの方が参加して楽しいトークができました。
今後もオンラインとリアルのハイブリットを実現するような企画を行っていきます。
参加はフリーで無料です。フェイスブックに案内を出しますので見て下さい。
 
◆小平はぐくみプロジェクト(略称 こだはぐ)
“小平はぐくみプロジェクト(こだはぐ)”は、「産前産後ママの心と体を癒したい。支えとなり、助け合える仕組みを作りたい。」という想いで、2013年11月に発足。「はぐくみ」という言葉には、「育む」と「Hug」(抱擁)の2つの意味を込めました。(こだはぐHPより http://kodahug.com/aboutus

こだはぐ代表の橋本直子さんに、オンラインでの活動について伺いました。
――オンラインではどんな活動を行っていますか?
・これまでのオンライン開催は3回で、手遊び、紙芝居の読み聞かせ、上半身のセルフケア、ベビトレヨガ体験を行いました。
・コロナ禍で更に孤立してしまいがちな、乳幼児を子育て中の方にリフレッシュしていただける内容を企画し、参加型で体を一緒に動かせる内容にしています。

――オンライン活用イベントの注意点は、
・初めに参加者のお顔とお名前を確認。 (不正侵入がないかを確認)
・Zoomの操作方法を説明してから開始。
・参加者のマイクはミュートにして、講師をスピーカービュー、もしくはスポットライト設定にして表示。
・途中で授乳やオムツ替えなどの場合はカメラOFFにしてOKに。(ヨガ体験中は危険回避のため、全員カメラONに)

――手ごたえはいかがですか? また、今後は?
・最後に参加者に自己紹介と感想を話してもらいます。
 外出もままならない時期なので、とても楽しかった、リフレッシュできた、また参加したいなどの感想をいただきました。
・11月のオンラインカフェは、11/17(火)10:00〜11:00 ※事前申込制
 「オンライン 親子deリトミック体験」を開催します。ぜひご参加ください。
 詳しくは、https://ameblo.jp/koda-hug/  メール: kodahugml@gmail.com

オンライン活用団体座談会

2020年9月5日
シムネットでは、9月5日(土)午後にテレビ会議システム(Zoom)を利用した「オンライン活用団体座談会」を開催しました。
まず、SNSやZoomなどを使用してオンライン活動を積極的に推進している、府中市市民活動センター「プラッツ」吉田恭子館長に「今が潮目〜市民活動を衰退させないために〜」、続いて同センターの林丈雄事業運営担当総括に「多彩なICTツールの使用例と効果」というテーマでお話を伺いました。
当日の団体参加者は19名(うち海外から1名,障がいのある方1名)で、シムネットのスタッフは11名、講師2名を入れて総勢32名で座談会を実施しました。
吉田、林氏の講演後、参加者を4つのグループに分け、各グループ内で講師宛て質問のとりまとめや、各グループ内で今後やってみたいこと、オンラインの課題などを話合いました。進行役として各グループにスタッフが入り、ファシリテーターと記録を担いました。
座談会では、画面共有やチャット、アンケート機能なども利用して分かり易い進行を心がけました。
Zoom画面
■吉田館長のお話のポイント
・コロナ禍で各種イベントが萎縮している今がオンライン普及の潮目です。
・プラッツでは、オンライン利用についていろんなアイデアを出すお母さん世代スタッフと、
 それを形にしていく息子世代スタッフが上手くかみ合った。皆が経験値を積んだ。
・しかしオンラインをやりたくない、できないという人はまだまだ多い。
・プラッツの決意は、「誰一人オンラインに取り残されない市民活動の実現」です。
・オンラインの出前講座を市内の集会施設で多数実施し、その場でグループ通信の設定をして
 参加者がすぐに利用できるようにした。大変好評だった。
・府中の市民協働まつりもオンラインで計画した。11月に実施する予定
プラッツ 吉田恭子館長
■林さんのお話のポイント
・プラッツのICTツールの利用例は、SNSはフェイスブック、ツイッター、ラインなど、会議はZoom利用、
 クラウドサービスはサイボウズ、キントーン、トヨクモなど、オンラインの決済ツールも利用している。
・無料有料のたくさんのツールが出ているので、上手く使うと便利です。
・府中協働まつりでは、
 @団体クイズ⇒正解を知るため当該団体のページを見る
 Aユーチューブで団体紹介
 B料理などのワークショップ
 Cオンラインで生のワークショップと教育、福祉などの相談会
 などを予定している。
林丈雄 事業運営担当総括
■参加者の感想やご意見など
・具体的な操作方法についての企画や、オンライン会議をスムーズに運営するためのノウハウ共有会
 (ファシリテーターのやり方、全体構成の仕方、役割分担等)を希望します。
・オンライン利用の講座等を、ブラッシュアップして続けていただきたい。
・オンライン会議におけるカメラワークのこと(タブレット等を利用したデジタル板書など)や、
 オンライン会議におけるYouTube等の動画の活用も知りたい。
・市内の小中学校では、今後タブレット端末が生徒に配布され、先生も従来の授業、復習から、
 オンライン授業では予習、授業となります。
 公民館のオンライン講座のあり方も含め、発想の転換事例を学びたいです。
・事前準備・進行管理を丁寧に行えば、オンラインでも参加している側の充実感が得られました。
・発言の前に自分の名前を言うなど、障がいのある方が参加した場合の配慮を考えてほしい。

市民団体のオンライン活用事例レポートVOL1

2020年8月1日
シムネットは、コロナ禍の中でも生活に必要な活動を続ける市民団体を支援するため、オンラインサポート研究会を2020年7月に立ち上げ、オンライン活用事例の収集と情報提供を行うこととしました。
今回は小平市内の市民団体などが行っているオンライン活用等の先行事例について情報提供を呼びかけました。
取り急ぎ7月中旬迄にお寄せいただきました貴重な情報をまとめ、とりあえず市内の25団体の事例を「オンライン活用事例レポートvol 1」としてご報告します。
これらの先駆的な取組から、新たな発想、共通性、可能性を見いだしていただければ幸いです。
なお、このまとめは、シムネット情報紙「連」196号に掲載させていただきます。
今後も情報を充実させ、順次報告してまいりますと同時に、座談会等も企画してまいりますのでよろしくお願いします。

*凡例: No 「団体名」 オンライン等活用例 (五十音順)

@「一般社団法人こだいら観光まちづくり協会」 Lineを活用して業務連絡
A「一般社団法人小平青年会議所」 理事会等はオンライン会議、事業もオンラインで実施(Zoomでディベート)
B「NPO法人小平こども劇場」 オンライン会議、オンライン作品鑑賞会(予定)
C「NPO法人小平市民活動ネットワーク・シムネット」
  Zoom会議(理事会、研究会等)、会員向けZoom講習会(参加者編、主催者編)実施、及び講座資料HP掲載、
  Zomm操作マニュアルHP掲載
D「NPO法人市民電力連絡会」 Zoom会議、ウェブセミナー
E「NPO法人ぶるーべりー愛犬ふぁみりー協会」 Zoom会議 
F「コーダー道場こだいら」 オンライン講習会 
G「こだいらオクトーバーフェスト実行委員会」
  Zoom、Skypeでのメンバー交流、情報交換、Lineで日常連絡、Slackを利用したタスク管理
H「こだいらオンライン談話室」 Zoom利用
I「小平市女性のつどい」 LineとZoom利用
J「小平市民活動支援センター・あすぴあ」 Zoom会議(運営会議、部会等)、Zoom講座開催(予定)
K「小平商工会青年部」 小平デリ・テイクアウト情報をgoogleマップで紹介
L「小平はぐくみプロジェクト・こだはぐ」 オンライン講座 
M「新日本婦人の会小平支部」 Zoom会議(予定)
N「政治・知りたい、確かめ隊」 Zoom会議 
O「大正琴ローサの会」 Line利用 
P「多胎児サークル こだついん」 オンラインおしゃべり会 
Q「ツダコウ イキイキ話し方教室」 近況報告をZoomでトライ
R「手作り製本クラブ」 OneDriveの共有ファイル
S「にじいろパズル」 オンライン会議 
㉑「ボーイスカウト小平第2団」 Zoom会議 
㉒「マチでカンパイこだいら100人カイギ(マチカン)」 Zoom会議
㉓「みんなでつくる音楽祭in小平 実行委員会」 Zoom会議
㉔「昔あそび応援団」 オンライン掲示板による日程調整
㉕「もんもんカフェ」 オンラインカフェ
 
*「オンライン会議」とは、モニターやカメラ、マイクを使って遠隔地の人とコミュニケーションを取ることができるシステムのこと。(NECネッツエスアイより)Zoom、Skypeなどが代表的。

*コロナ禍で外出等の自粛が叫ばれている中、多くの団体が早々とZoom等オンラインで会議等を開催し、つながりをはかっているようです。また、いくつかではありますが、Zoom自体の講座や、Zoomを活用した講座、作品鑑賞会等新たな取り組みにもチャレンジしているようです。こんなときだからこそ、お互いに情報を共有し合い、できるところから始めていければと思っています。

*大勢の方々から情報をいただきました。厚く御礼申し上げます。その後の動きも含めて、また新たな情報をおよせいただきたいと思っています。

オンラインを利用して活動を行っている市民団体に関する情報提供のお願い

2020年7月7日
今春からのコロナ禍により、密接、密着、密閉の3密を避けるため、通常の市民活動は縮小・変更を余儀なくされています。
小平市内の市民団体の多くが、今後どのように仲間との連絡や交流を行い、活動の継続を行うか模索しているところです。
市民活動団体の中には、子育て情報の交換や親たちの仲間作り、障がい者や家族の交流、独居高齢者の居場所づくり、学校外での子どもたちの交流の場や子ども食堂、認知症の予防やDVの予防、災害等に備える活動等々コロナの影響があっても立ち止まることが難しいものもたくさんあります。

そこで、NPO法人小平市民活動ネットワークでは、誰でも簡単に利用できるオンラインの仕組み(メンバーや役員の会議をオンラインで行いたい。定期の交流会をオンラインで開きたい。受講者も講演者も自宅で参画できる講演会を行いたい等)を調査し、情報提供することで、コロナ禍の中で活動を継続する市民団体を応援することを目的として「オンラインサポート研究会」を立ち上げました。

つきましては、まず広く情報を収集するため、ご自身の活動を含め、小平市内はもとより日本各地の市民団体で、オンライン等を活用して活動している団体等の情報についてご存じのものがあればぜひご教授いただきたくお願い申し上げます。
情報提供のお願い

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